はじめに:動画編集、こんなにつらいと思ってなかった
こんにちは、ゆめです。
私は未経験・独学から動画編集を始めて、現在は1社との直契約のみで月20〜30万円ほどを安定して稼いでいます。
でもここに至るまで、何度も「辞めたい」「私には無理かも」と思ったことがありました。
この記事では、そんな私の実体験を元に、動画編集で心が折れそうになった瞬間、そこからどう立ち直ってきたかを【モチベーショングラフ】形式で振り返っていきます。
- これから動画編集を始めたい方
- 始めてみたけどしんどくなってきた方
- ベテランだけど「そんな時代あったわ〜」と懐かしみたい方
に向けて、少しでもリアルな参考になるよう書いていきます。
私が動画編集を始めたきっかけ
私は元々、新卒でエンジニアとしてIT企業に就職しました。いわゆるホワイトではない環境で、月70時間以上の残業、理不尽な上司、自己肯定感の低下が続き、4年目でついに限界を迎えて休職。その後転職活動もうまくいかず、自信もなくなりかけていたときにYouTubeでたまたま見かけた「動画編集で副業する方法」の動画が、私の人生を大きく変えました。
大学時代に少しだけ動画編集をした経験や、会社でのクライアント対応経験が生きるかもと思い、思い切って動画編集を始めてみることにしました。
独学スタートと初案件の感動
まずAdobe Premiere Proのコンプリートプランを契約し、20万円近いガレリアの編集用PCをAmazonで購入。
生活も安定していない中でのこの投資はかなりの覚悟が要りましたが、「ここで逃げたくない」という気持ちの方が強かったです。
YouTubeで編集スキルを学びながら、自分出演&自作ナレーションでポートフォリオ動画を作成。
クラウドソーシングに登録して3件目の応募で、初めて案件を受注しました。
ビジネス系チャンネルで、1本5000円の案件(A案件)でしたが、
修正にも丁寧に対応してくださり、「編集でお金をもらえるんだ」と感動しました。
この案件は継続的に依頼をいただけるようになり、ここから私の動画編集キャリアがスタートします。
地獄の始まり:低単価、理不尽、未払い…
でも、A案件だけでは収入が足りず、私は並行して様々な案件に応募しました。
しかし、それが地獄の始まりでした。
B案件(2ch系)
- クラウドソーシング経由で、1本2000円のゆっくり解説系編集を受注
- 単価アップありと書かれていたので期待していたが、実際は2000円→2010円に上がっただけ
- 編集に6時間かかるのに10円しか上がらず、「なめてるのか」と思い即辞退
C案件(ナレーション素材系)
- 紹介者がMTGで「酒飲んでまーす」と言っていた不安なスタート
- ナレーションを使ったフルテロップ編集
- 納品2日前に提出したのに「納品まだですか?」とクレーム、確認不足で不信感
- 内容も退屈で全くモチベが上がらず、早々に辞退
D案件(事業紹介系)
- A案件のポートフォリオを公開していたことで、クラウドソーシング経由でスカウト
- 金額は1万円でサムネとショートも含まれていたが、修正ラリーが多く、こだわりも強め
- 終了後「他の編集者見つかったので」と一言だけで終了。なんとも言えない虚無感
E案件(個人系チャンネル)
- Twitter経由で応募し、採用された案件
- 音質が最悪で滑舌も悪く、文字起こし不可。全編手打ちで文字起こし。納期は6時間後
- 報酬の支払いも期限を守ってもらえず、こちらから催促してようやく振り込み
- 3本納品後、心が折れて辞退。夜寝られないほどのストレスでした
F案件(伝統文化系)
- Twitter経由で応募し、採用された案件
- テスト案件と実際の内容が大きく異なり、違和感
- 「プロマネつけます」と言われていたが、「自分で考えて。技術は盗まれたくない」と方針転換
- 初稿出したが「全然違う」と言われ、でもそりゃテストと違いすぎやろ…
- お金も受け取らず自主辞退
G案件(美容系)
- Twitterで応募し採用。横流し&中抜き感がすごい
- ディレクターからではなく、マーケターの言葉をそのまま転送されるだけ
- 初納品なのに「前も言ったでしょ?」的な言い回しで、伝達ミスが私の責任にされる感じ
- 月10本あると言われていたが、2本依頼後、向こうから音信不通に
H案件(教育系)
- クラウドソーシング経由のスカウト
- 修正も少なく、やりやすいと思ったが、「継続お願いします!」と言われリソースをあけていたが
音信不通に
心が折れて、A案件に全力投球
もう、しんどかった。
クライアントガチャ、低単価、言葉の行き違い、無茶な納期、未払い——。
そんな中でも唯一信頼できたのが、最初のA案件でした。
やり取りは丁寧で、編集のスケジュールにも配慮があり、修正も納得できる内容。
他の案件を全てやめ、A案件に集中することを決めました。
単価交渉と成長の積み重ね
A案件は、以下のように単価が段階的に上がっていきました:
- 初期:5000円/本
- 半年後:7000円/本
- ディレクターさんがやめて直案件になって:10000円/本
- 他編集者が辞めたことで14000円/本に
- 編集工数が増えた分をさらに交渉:20000円/本へ
1年以上にわたって品質と納期を守り続けたことで、「全部お願いしたい」と言われるようになり、現在ではこの1案件のみで月20〜30万円を安定して稼いでいます。
「動画編集つらい」と感じているあなたへ
・クライアントガチャに疲れていませんか?
・編集スキルより信頼関係が大事だと思っていませんか?
・自分に向いてないかもって悩んでいませんか?
全部、私も通ってきました。
でも、「続けた人」が最後に勝つ世界だと思っています。
正直、案件の数や派手な実績よりも、「信頼」と「継続」が一番大事でした。
使ってよかったツール・機材紹介(PR)
【PR】Adobe CC(コンプリートプラン)
【PR】編集用PC:ガレリア(20万円)
まとめ:派手じゃなくても、地に足つけて生きていける
私の働き方は、きっと華やかではないと思います。
でも、自分で仕事を選び、好きな時間に働き、安定して収入を得ている今が、何より幸せです。
動画編集は大変やけど、やってよかった。
そんな風に思える日が、あなたにもきっと来ると思っています。
編集って、やり方だけじゃなくて「どんな環境でやるか」もすごく大事です!
👉 私が実際に使っているPCやモニターなど、作業環境をこちらにまとめています!
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