会社がしんどすぎて「もう辞めたい」「限界かもしれない」と思ったことはありませんか?
私自身もエンジニアとして働いていたときに同じような経験をしました。
この記事では、私が心身の限界から休職に至った経緯と、実際に活用した制度(休職・傷病手当金)についてまとめます。
「辞めるしかない」と思い詰めている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
限界を感じたときのサイン
「限界」は自分では気づきにくいものです。私の場合、次のような症状が出ていました。
- 耳鳴りや頭痛が続く
- 肩こりや体の強い緊張
- よく泣いてしまう
- 食欲不振で体重が減る
- パソコンの画面を見るのもしんどい
- 翌日が嫌すぎて夜更かししてしまう
さらに、会社のチャット通知が鳴るだけで心臓がバクバクしたり、「やらなきゃ」と思っても体が動かない状態に…。
これは「気合いでどうにかなる」レベルではなく、体がSOSを出している状態でした。
私が経験した職場環境
- 月70時間以上の残業が当たり前
- 上司のミスを部下に押し付ける
- 無駄に長い会議で作業時間が削られる
- 定時退社しようとすると圧をかけられる
- 異動願いを出しても無視される
ある日、上司が原因で発生したクライアント会議に、私一人で対応させられたとき、心が折れました。
「休職」という制度を知った
体調不良で休み続けていたある日、事務担当の方から「診断書があれば休職できる」と教えてもらい、心療内科を受診しました。
診断結果は適応障害。
診断書には「1か月休養」と記載され、そのまま休職が認められました。
休職制度の特徴
- 会社に籍を残したまま休める
- 医師の診断書を提出すれば申請可能
- 社会保険を継続できる
- 条件を満たせば「傷病手当金」を受け取れる
「辞める」か「働き続ける」かの二択ではなく、“一旦立ち止まる”選択肢があるのです。
傷病手当金で生活を支えられた
一番心配だったのはお金のこと。
しかし、私の場合は休職1か月で約18万円の傷病手当金を受け取れました。
一般的には「標準報酬日額の3分の2(7割弱)」が支給されます(健康保険組合により条件や計算方法は異なります)。
「収入が完全ゼロになるわけじゃない」と知っているだけで、不安がかなり軽減されました。
休職中にやって失敗したこと
私は休職中に焦って転職エージェントに登録してお金をぼったくられかけました。
今思えば、休職中は「回復と整理の時間」にするべきでした。
焦って行動するより、「何もしない許可」を自分に出すことが大切です。
傷病手当金を頂いているときに
エージェント登録自体は問題ないと思いますが
転職活動をがっつりして面接を受けたり、バイトをしたりすることはよくないはずです。
バレた時にややこしいです。
退職を決めたときの流れ
最終的に私は退職を選びました。
- 休職終了前に「やっぱり辞めます」と事務に伝える
- 上司への報告は最小限に調整してもらえた
- 退職手続きも別室対応で、人前に出る必要がなかった
会社によって流れは違いますが、相談すれば配慮してもらえることもあります。
会社を辞めたいと思ったときの選択肢
- 元の部署に復職する
- 異動する
- 転職する
- ニートやフリーターになる
- フリーランスとして独立する
どれが正解かは人によって違います。
大切なのは「自分の心と体が安心できるかどうか」です。
最初の一歩まとめ
- 心療内科を予約する
- 症状をメモして医師に伝える
- 診断書を受け取る
- 会社に提出する(メールでも可)
- 健康保険組合や会社に傷病手当金を確認する
まとめ
限界を感じたら、まずは受診して診断書をもらうこと。
制度や規則は会社ごとに違いますが、休む選択肢は必ずあります。
「休むことは逃げじゃない」。
診断書は「体が限界」という正式な証明です。
壊れる前に、ぜひ立ち止まってください。